プロフィール
・加藤 文夫
京都府出身
京都府立陶工高等技術専門学校卒
丹波焼(兵庫)・荻焼(山口)・備前焼(岡山)にて研鑽
県内外のデパート・美術ギャラリーなどで作陶展多数
・加藤ひろ子
宮城県出身
東北生活文化大学卒
京都府立陶工高等技術専門学校卒
京都市工業試験場 窯業本科卒
京都五条坂、五代・浅見五郎助、祥瑞窯にて修行
県内外の百貨店・美術ギャラリーなどで作陶展多数
3・11「東日本大震災」大津波により被災 窯・陶房を失う
茶碗を研鑽し今日に至る
作品へのこだわり
「わび・さび」を大切にしながら華やかさを添える、「きれい侘び」の理念で創作しています。
一点、一点全て絵付けを変えているため、同じ器は2点とございません。
ごあいさつ
末家焼とは、末家(現在の亘理町先達前)付近の陶土を使った焼き物です。その歴史は、今から300年前の元禄時代、亘理領主だった五代 伊達実氏が備前から陶工を招き焼かせた亘理伊達家の御庭焼です。
江戸~明治の戊辰戦争での敗戦と亘理伊達家の北海道移住などにより廃窯しました。明治に地元亘理の有志によって再興されましたが、それも大正初年に廃窯になり、幻の陶器となっていました。
昭和60年に亘理町長瀞に私たちが窯を築きましたが、平成23年東日本大震災の大津波により、窯と陶房が流失しました。しかし、国内外からのボランティアによる励ましや支援、企業からの復興支援の一環としての支援により、再建することができました。
このように廃窯と復興を繰り返してきましたが、町内唯一の窯元として、末家焼窯元・ひろ窯が現在も受け継ぎ未来へと歩んでいます。